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勉強しない子供の主張

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子にとって親のコントロールは必要なことか?

こてっちゃんです。今日はコントロールがテーマ?です。
 
勉強をしないお子さんと親御さんの間の問題として、僕が思っていることに、「親から子に対するコントロール」というのがあります。
 
というのは、おそらくどのご家庭でもまぁ大体行われているであろう、「悪いことをしたら叱る」と言った類の事です。
 
普通のご家庭でも行われているであろうことなので、「それのどこが問題なんだ?」と、感じられる方も多いと思います。
 
僕も別にそれ自体は問題とは感じません。
 
ただ、勉強をしない子のいるご家庭では、それがエスカレートして、ご家庭がまるで戦場のように殺伐としているのではないでしょうか?
 
勉強をしないことや、悪い成績を取ることに対して強く叱ったりすることはきっと沢山あると思います。
 
また、「????しなかったから」と、食事を抜きにしたり、お子さんの大切にしているものを取り上げたり、時には感情的になって罵倒することもあるかもしれません。
 
本当は、愛情の裏返しで、お子さんに「まとも」になってもらいたい一心で、必死になっているのだと思います。
 
しかし、必死になればなるほど、お子さんは心を閉ざし、親子の関係はすれ違って行きます。
 
「言うことを聞かないから強く叱るのだ。」という親御さんは多いかもしれません。ただ、「強く叱るから言うことを聞かない」という可能性はないでしょうか?
 
どちらが原因か?という事にあまり意味はありません。大事なのは、実際に「すれ違っている。」という事実です。
 
大昔に喧嘩して別れた恋人は居ますか?居るなら思い出してください。いない方は想像してください。
 
別れる前、お互いに不満を抱え、ぶつけ合い、その時の恋人はあなたの不満に聞く耳を持ちましたか?あなたは、恋人の不満に聞く耳を持ちましたか?
 
一方的に不満をまくし立て、相手の言うことは全て言い訳と決めつけたりしませんでしたか?もしくは、されませんでしたか?
 
人は、すれ違った相手の言うことに対して、聞く耳を持ちません。それは親子間でも同じことです。
 
「子は親に養われているのだから、聞くのが当然」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、例えそれが「当然」だとしても、そういうものなのです。
 
すれ違い、溝が深まっている状態で、いくら必死になっても、子は親の言うことに耳を傾けたりはしません。
 
そういう状態で何か言ったりしても、溝はさらに深まり、余計に状況は悪化するでしょう。
 
ならば、子にとって親のコントロールは要らないものなのか?
 
答えはNoです。人は間違えます。子も人です。
 
もし子が間違えてしまった時、その間違いから目を覚ますのは誰でしょうか?親です。
 
姉の話をします。
 
大学4年の時、就職活動が上手くいかず、いい加減気が滅入っていた時に、姉はとある不動産会社に内定が決まりました。
 
その会社で姉が与えられることになっていた仕事の内容は、数千万から数億もするマンションの買い付けという、業務経験のない新卒に任せられる仕事とは、とても思えない内容でした。
 
就活の疲れからか?人事担当者に焚き付けられたのか?理由はよくわかりませんが、姉はすっかりやる気になっていて、そのことで母と口論になり、母は「絶対にやめなさい!」と、とても強く、何度も姉に言い聞かせました。
 
結局、姉はその会社に行くことを諦め、別の会社に見事内定が決まり、今でもその会社で働いています。そして、どうやらその会社で生きがいを見出したようで、働いている姉はとても活き活きとしています。
 
その時母が姉に反対しなかったら、姉はどういう人生を歩んで居たのでしょうか?それは誰にもわかりません。が、誰が聞いてもおかしい会社だと思うんじゃないでしょうか?
 
もしその不動産会社に内定が決まったのが、当時の僕だったら?母は、当然同じように反対します。
 
そして、きっと僕だったら母の言うことなど聞きもせず、意地になって家を出て行ったかもしれません。
 
親が子をコントロールすることの一番大きな問題は、コントロールによって生じたすれ違いが原因で、本当に必要なときにコントロールが効かなくなることです。
 
今現在、本当にコントロールは必要ですか?必要な事は、コントロールではなく、すれ違いを埋めることなのではないでしょうか?
 
もちろん、すれ違って居たら聞く耳を持たないのは、子だけではありません。親も、子の言うことになど、聞く耳を持ちません。
 
ですが、どちらかが心を開き、一歩を踏み出す事によって、それは少しずつ解決して行けるものなのではないか?
 
僕はそう思います。
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