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勉強しない子供の主張

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子供が「やりたい」ことは、本当に子供がやりたいことか?

こんにちは、こてっちゃんです。
今日は、子供の「やりたい」と言っていることは、本当にやりたい事なのか?という話をしようと思います。 
僕が中学受験本番を迎え、幾つかの学校を受験した時、こんな事がありました。
僕が志望の学校を受験した順番は、第二志望→第一志望→第三志望という順番だったのですが、第一志望、第二志望の試験は問題が難しくてさっぱりわからず、落ちてしまったんです。
僕にしてみれば、「あー、やっぱりね。」という感じで、特に気にしていなかったのですが、母は「志望校に落ちて落ち込んでいる!」と思い込み、慰める為に毎日の様に美味しいものを食べさせてくれたのです!
なんていい母親でしょう?涙ぐましい話です。しかし当人は全く落ち込んでなかったので、「なんだか知らんけどラッキー\(^o^)/」ぐらいにしか思ってませんでした。
母にしてみれば、そんな報われない話はありません。当時の母が聞いていたら、ショックで心臓麻痺になることでしょう。
しかし、当の自分は、本当にそう思っていたのですから、仕方ありません。
そもそも、母は何故、僕が落ち込んでいると思ったのでしょう?
それは、僕が志望校に行きたくてたまらないのだと、母が思い込んで居たからです。
そして、何故母がそう思い込んで居たのか?それは、僕が受験したいと、言ったからです。
僕が受験したいと言ったのには、わけがあります。凄い剣幕で母に迫られたのです。「あんたは受験する気あるの!?」と。
そもそも元々僕は、受験をしたいという気持ちは微塵もありませんでしたし、そのために学習塾に行きたいという気持ちもありませんでした。
塾に通っていた理由は、ただ単に「行かなきゃ  いけないから」で、勉強をしていた理由も、「やらなきゃいけないから」で、そこには目的も、目標もありませんし、志望校などと言われても、「どこでもいい」というのが正直なところでした。
そんなことよりもゲームがしたいのですが、受験を理由に、あまり自由にやらせてくれません。なので、しょっちゅう親に隠れてゲームをしては、怒られていました。
何度も繰り返すうちに、母親はついにキレます。「あんたは勉強する気があるのか!?」と。
正気、ありません。受験などせずに、遊びたいのです。が、子供はこういう時、「勉強したい」と答えるしかないのです。
「ゲームばっかやるんだったら、塾なんかやめちまえ!」と言われた時に、試しに「わかった、辞める」と答えてみたことがあります。
その日はとても気分がよく、清々しい気持ちで「塾はもう辞めるから一緒に遊ぼう!」と、クラス中の友達を遊びに誘いました。
するとどうでしょう?鬼の形相の母に、無理矢理塾に連れて行かれたのです。もう、諦めました。
そんなこんなで、母は僕が勉強をしたいものだと思い込んでいたので、そのためならなんでもしてくれたし、「子供のやりたい事の為に頑張った」という綺麗な記憶が積み重なって行きました。
僕はというと、やりたくない勉強をさせられ、ゲームを封じられた、抑圧された記憶が積み重なって行きました。
もちろん、母にしてみれば我が子可愛さがあってのことでしょう。一応は塾で成績は上の方でしたから、それに対する期待もあったと思います。親として当然の事で、間違いだと言うつもりは毛頭ありません。
しかし、親子は、そうやってすれ違って行くのではないか?僕はそう思うのです。
もし、あなたがお子さんの行動にお困りの親御さんでしたら、お子さんが本当は何をしたいのか、怒らずに聞いてみて欲しいのです。
すれ違いをなくすこと。それが全ての始まりなんじゃないかと、そう思います。
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